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岬に

灯台が

一本立っている。

すくっと 

真っ直ぐに

立ち上がっている。



どこにもいくことなく、

そこに いつも在る。

海を見守る 灯台


そのお話。

今日も 岬に 立っている_c0408172_22314328.jpeg

                    とうだい
               文:斉藤 倫  絵:小池 アミイゴ



を読んで、
そして 
思い巡らせたこと。



灯台の 放つあかりは、

暗闇を舞台に 解き放つ。



明確にして

温かな安らぎと

希望を与える あかりだ。




嵐の 夜には

高波に もみくちゃになった船に


灯台は ここにいるぞ。
嵐に負けるな。


と ひかりを放つ。


灯台にできることは

いつだって 同じ場所で


ひかりを 放ち続けること。


休むことなく、

あかりを放ち 続けること。


止めることなく、

呼び続けること。



いつもの場所で

君を待つ。




わたしも




誰かを 
照す

あかりになりたいなあ。。 と。

思った。
# by koto-asobi | 2023-02-02 22:39

koto-asobi 絵本専門士です。

子と 個と コト遊び

大人も 子どもも 一緒に絵本で遊びましょう。


今回紹介する絵本

ともだち 
文:谷川 俊太朗  絵:和田 誠  発行:玉川大学出版部


ともだちになるために
詩:新沢としひこ  絵:あべ弘  ソングブック

14冊目 ともだち と ともだちになるために_c0408172_15233360.jpeg

『ともだち』を想う2冊の絵本。

ともだちを表すこと 感じる言葉や絵 それぞれにある想いを受け

私もキモチを巡らせていく。。


1本の樹に 青い鳥。鳥が飛び立つ

大空を羽根を広げ飛ぶ下で

犬と犬が出会い少年と少女も同時に出会った。

出会いや すれ違いは 空の下ではいつものこと。

ともだちになるには。。 時間も加わり 共に何かを体験した共感が必要。

一緒に帰ろう。とか、誕生日に手紙を送ろうか。とかになり

どうしているかな〜とキモチを動かす時、ひと時の懐かしさやらも呼び起こす。

ともだちを想うと 相手を想像する。

相手を知ることは やさしさだ。

想うこと 想像すること 声を交わすことから

心地よい 微風を感じ取る。

ともだちになることはそんな感じ。

ふっと 心に寄せる微風。。 

それが ともだちのイメージ。

ともだちになりたい。

だれかにとってのともだちでいたい。
# by koto-asobi | 2022-09-19 15:27
koto-asob. 絵本専門士です。


子と


個と



いろいろな 事、コトを楽しみつつ。。  子と遊ぶ!


。。2022年も キモチを見つける 絵本の紹介をしていきます。

ご覧になっているあなたの 小さなきっかけになると嬉しいです。。

そこを想って 紹介していきます!



2022年 コトはじめの絵本は 2冊の重なりが思考を生む体感でした。

ぜひ手に取り読んでみて頂きたい2冊です。


13冊目 むれ to   オサム〜2冊の絵本が重なった〜_c0408172_12562504.jpeg


むれ  ひろたあきら 作   発行:株式会社 KADOKAWA


よのなかにには さまざまな むれがあります。 むれより 一文



タイトルに 蟻の群れ。


ひつじのむれ 1匹だけ 毛がありません。
きりんのむれ 1匹だけ 首が短いです。 
さかなのむれ 1匹だけ 骨です。 
とりのむれ 1匹だけ走ってます。   本文より


種別としての群れから 違う1匹を イラストの中から見つける。

発見する楽しさ。 思わぬ群れに 笑ってしまったり…

群れから ちがうものを見つけることは 面白いこと。

テンポよく シンプルな展開には

心地よい流れが 入り込んでくる。



***この絵本を読んで 巡らせたキモチ***


そもそも 群れとは 群がり 集団 職場 学校 クラブ 年齢 世代 家族 親族…

〜それ自体興味深い考察対象〜

絵本の中の展開は

群れの中から 一つ違うものを見つけていくが、

本来 人工的ではない生命体であれば 

全て 一つ一つで 同じものは無い。

みんな ちがう。

それこそが再確認。 受けとめたことを面白く興味深く感じる絵本。



繋がって




オサム  文:谷川俊太郎  絵:あべ弘士  発行:童話屋


ほかの生き物と共に オサムは生きている。 オサムより 一文


オサムという名の ゴリラ。



オサムは威張らない。 
オサムが夜 みんなの布団を敷いている。 
オサムが 遠くの山を眺めている。
オサムのことを 誰もがいい人だというが 
オサムは 自分がいい人だとは思っていない。
オサムは今日も 慎ましく生きている。    本文より




***この絵本を読んで 巡らせたキモチ***


そもそも

イイヒトって どんな人だろう。

慎ましく、控えめな生活、謙虚に生活、

そういったことは イイヒトの要素なのか。

慎ましさとは どんな生活だろう。

心の中の欲と対話

必要と 不必要

自分の中の最小限必要なものを知ること。

必要なものの中で 生きる。



足るを知る

一日一生

心もち。。基に

自分の必要最小限の中で 心と身体が元気であれること

自らと 上手く向き合えること

全ては イイ気を生み出すことからはじめる。


イイ人って

楽しい気分 ホッとするキモチ 話したいなと思う気持ち 気分イイな…を

贈れることかな。



群れの中でも 一人一人ちがい

それぞれの足るを知り それぞれのイイ気を生み出し

その気を配ることができる人 それが オサム

2冊の絵本が重なって 芽生えた好い気持ち。。

群れの中でオサムの様に生きてみたいな…。と思える2冊の絵本です。 ぜひ。
# by koto-asobi | 2022-01-16 14:29
koto-asobi 絵本専門士です。

2021年夏 異常な暑さでした。。!!

それも少しづつ秋へと移ろう時がやってきます。


この夏  何をした?!


「夏の思い出」らしいことが無い。。のです。。


暑い、暑いと声にしたこと.オリンピック東京開催。

蝉の声、とうもろこし、枝豆、、

鵜飼、篝火、夕陽、、思い返すとこれらかな〜。。

12冊目 クジラが歩いていたころ_c0408172_12343389.jpeg
今年の長良川の鵜飼。。ほんとに美しい。。



そして

ず〜と 読み続けていた絵本もある。

クジラが歩いていたころ  発行:化学同人

作:ドウーガル.ディクソン  絵:ハンナ.ベイリー  訳:橋本 あゆみ



12冊目 クジラが歩いていたころ_c0408172_12250668.jpeg

この絵本を 春先から 夏の終わりまで何度もページを捲った。

絵の力を受けて、ひとつひとつを受け入れていく。


「進化」の話。

〜本文抜粋〜
“進化は いつでも どこにでも起こります。
生息環境や気候の変化も 進化のきっかけとなります。 

あらゆる生命は 水の中で暮らしていた。

変わっていくのは 生命だけでない。
地球の表面も変わり続けている。

大陸は 今も 動き続けている.”



進化の旅

古来 蛇に足があったころがあったそうだ。

鳥に 歯があったころも 爬虫類に 翼が生えていたころも

ワニが 世界を支配していたころ、、霊長類が木から地上に降りたころ、、

そして、クジラが陸を歩いていたころ..。

全ての祖先は全く今とは違う姿だった。


試して やり直して

ちいさな変化を重ねた結果、

やがてあらゆる変化が絡み合い 適応していったことを

この絵本で知った。



*** この絵本を読んで 巡らせたキモチ ***


目には見えない中にも

全てのものことが 変わっている。

何か 見つけて 試して 繰り返して

命は歩む。。。



今日の出来事の中で 動いていく。

今日出会った 別の命との関わりと共に

この地球に生きる。

様々な事象や、偶然、必然、一瞬に 関わることになった。

そして 全身のどこかで反応し 選択している。

適応するために 置いてきたもの 捨ててきたものは 何か。。

選んだこと 選ばなかったこと どちらの意味も覚えておきたい。

生き続けることは 多様になること。。


惨事 衝突 大混乱がある中でも

わずかなもの ひとつの中に 広がりを見つけ

少しづつ変化し 適応していこう

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コロナ禍で 生きていく。。

コロナに 負けないで。。!!

今日 美しいと思う出来事を見つけよう!
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そして 笑っていよう!







# by koto-asobi | 2021-08-22 19:04

11冊目  みち

11冊目  みち


koto-asobi 絵本専門士です。


2021年の桜が 風に舞い散りました。。

次の桜は 2022年なんだな〜と ふと一年先を想いつつ

桜をゆるめにみながら ぼんやりすればよかった。と 今 気づく。

気忙しく桜の頃を過ごしていた。と 振り返り 

2022年の桜をおもう。


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みち

絵と文 堀文子 日本画家 


桜咲く時に 繰り返し眺める。

流れ込む言葉と絵は 奥まで浸透し 感性に響く。

みちという漢字は多い。

日常 みちを 置き換えることはないが

様々なみちがあることを 改めて 思い描いてみる。

。。。この絵本から巡らせたこと。。。




このみちは いつから そして どこへ ゆくのか



誰もが 命の誕生から 歩み出し

どこに至るのかは 分からぬままに

今日を歩み

明日へと向かう。

人生というみち

一日という 時のみちには 

青い空、曇り空、雨の日、、 太陽の日差し、樹々の影、搖れる風、、

寄り道や 迷い道もある。

志を抱き学ぶみちや

想いを抱き進むみちも。


このみちで 出会い 同じ歩調で このみちにて語らい

思い合い歩む仲間もいる。


歩むペースは 時に変わり 見えるものも 変わる。


月の 白い足音をみた日

はなびらを残して 春が いってしまう時

季節の移ろいを 知らせてくれる。


みちでの出会いに 心が動き 歩みも変わる。


同じみちを歩んでも

心に残すものは

ひとりひとり 違う。 だから

みちの途中で 昔 同じこのみちを歩んだ人の声を聞く。



てんの みちを たいようが おちてゆく



11冊目  みち_c0408172_20281779.jpeg

月の輝く時間に 進むべき方向が変わってゆくことに 気づく。

明日 歩むみちが

今日と同じ様で 違うことも 今はもう知りつつ

この霧塞がる ひとすじのみちを

気配を掴み 

明日も歩もう。



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# by koto-asobi | 2021-04-04 22:51

Kotoasobiのブログです


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